
「健康社会学」とは、人の健康を、人生や生活の場である地域社会・職場・学校・ 家族等との関連において理解したうえで、さらに幸せに、健康に生きるための方策を探究していく学問のことです。 保健医療看護分野と社会学分野が融合した健康社会学の根底には、「身体と、 心と、社会は、つながっている」という考え方があるため、幸せに健康に生きるためには、生活の場である社会を健康にすることが重要です。そして、そうした健康な社会をつくるために、WHO(世界保健機関)は、ヘルスプロモーションという健康戦略を打ち出しました。ヘルスプロモーションとは「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセスである」と定義づけられています(WHOオタワ憲章を改変したバンコク憲章、2005年)。
少し話が逸れますが、あなたの住んでいる地域の子どもの学力を高めたい場合、あなたならどうしますか? 子ども一人ひとりを呼び出して、「勉強しなさい」とどれだけ言っても、学力を高めるのは難しいかもしれません。 しかし、勉強が好きになる「仕組み」を作ると、子ども達が、自主的に勉強するようになるのではないでしょうか。 こうした「仕組み」を、親や教師が、子どもと共に考えることによって、その地域の学力アップにつながっていくのです。健康に求められている取り組みも、同じことです。健康に対する最低限、必要な知識やスキルを高める。 そして健康に過ごせるような制度や環境を社会全体で整備していく。すると、自らの健康をコントロールでき、改善することが可能になってきます。この一連の活動のことを「ヘルスプロモーション」といいます。
弊社代表の蝦名(保健学博士)は、2002年に日本ヘルスプロモーション学会が設立されてから現在(2012年7月)にいたるまで本学会の理事として、また2011年からは日本健康教育学会評議員も兼任し、 日本におけるヘルスプロモーションと健康教育の発展に寄与しています。また国際的には2007年にヘルスプロモーション・健康教育国際連合(IUHPE)コミュニケーション諮問委員会委員として、ヘルスプロモーションと健康教育の発展に貢献してきました。
こうした学術分野への貢献のみならず、弊社には、実際の健康なまちづくりを進めていくうえでの講演や、コンサルティングの成功実績があります。2002年の設立当初から健康社会学やヘルスプロモーションの研究に携わり、その研究結果を実践に活かしている、数少ない健康社会学者である弊社代表の蝦名(保健学博士)が関わるからこそ、数々の成功事例を踏まえた “即、使える” 講演や、成果をあげるためのコンサルティングをすることができます。人が幸せに健康に生きられる社会をつくりたいのなら、予防できる早死や健康格差を防ぎたいのなら、一度、弊社にお問い合わせください。

- 宮崎県串間市.日本初!戦略としてのヘルスコミュニケーションを駆使したヘルスプロモーション事業、ハッピー串間市民大学顧問、住民活動組織「ハッピー串間つながり隊」設立アドバイザー。
成果の詳細はこちら。
Ebina,R., Kawasaki, F., Taniguchi, I., Togari, T., Yamazaki, Y., & Sparks, M. (2010). The Effectiveness of Health Communication Strategies in Health Education in Kushima, Japan.
Global Health Promotion17 (1), 5-15. - 岡山県柵原町(現美咲町).ヘルスアップモデル事業の実施アドバイザー。
- 奈良県香芝市、榛原町.「健康かしば21」「健康はいばら21」策定時のアドバイザー。


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